仕事をしていれば、新しいことを学ばなければいけない場面はたくさんあります。第4回のテーマは「仕事 × 学び」。webコンサルタントとして働きながら国内外を旅する木村修平さんの、学びの原動力と方法を聞きました。
いちばんの土台は、ただの好奇心。課題があって、それを解決するために本や人やAIを使い分ける。アウトプットで定着させ、「後で読む」はカレンダーに入れる。そして人生の学びは、人からがいちばん大きいといいます。
この回の話題
| 時間 | 話題 |
|---|---|
| 00:01 | 今回のテーマは「仕事 × 学び」 |
| 01:02 | いちばんの土台は、ただの好奇心 |
| 02:07 | やったことのない仕事を頼まれたら、まず感謝 |
| 03:11 | 学ぶことが目的にならないように |
| 04:14 | 本は紙で、いろいろなジャンルを |
| 05:14 | 人生の学びは、人からがいちばん |
| 06:16 | 定着させるには、アウトプット |
| 07:18 | 社内の雑談チャットに、感想を投稿 |
| 08:20 | 「後で読む」は、カレンダーに入れる |
| 09:20 | すすめてもらったものは、読んで感想を返す |
| 10:21 | アップルパイは、学びより気づき |
| 11:23 | 新聞は、自分の株の視点で読む |
| 12:27 | ネットは寄り道しがち |
| 13:28 | 好奇心が渋滞したら、詳しい人に会いに行く |
| 15:37 | 一次情報を取りに行く |
いちばんの土台は、ただの好奇心
学ぶときのモチベーションは何か。木村さんの答えは「ただの好奇心」。自分が知らないことを見て「何これ、面白そう」と思うところから入り、本を読んだり、人に聞いたり、ネットで調べたりして掘り下げていく。世界中を旅する原動力も、好奇心。ただ旅については「自慢したい」も同じくらいあるそうです。
仕事で、やったことのないことを頼まれたときは、まず感謝する。それだけ信頼関係を築けているから頼んでくれたんだ、と。できるかどうかはやってみないとわからないけれど、「これくらい時間がかかりそうです」とコミュニケーションをとりながらやってみます。
学ぶことが、目的にならないように
ワクワクするのは最初だけ。「学ぶ」と考えるとしんどいし、本を読むこと自体が目的になってしまう。だから木村さんが常に意識しているのは、まず課題があって、それを解決するために本なのか、人なのか、ネットなのか、AIなのか、どの手段を使うかを選ぶことです。
本は基本的に紙。課題を解決するための本も読めば、歴史の本のように仕事とは関係のないジャンルも読みます。目の前の仕事の課題を解決するには、ネットや本がいちばん手っ取り早い。
人生の学びは、人からがいちばん
一方で、100年時代の人生の学びという意味でいちばん大きいのは、人。本やネットは、自分が検索した結果しか返ってこない。でも人は、バックボーンがまったく違う。「そういう視点もあるんだ」という学びは、目の前の仕事にはあまり生きないかもしれないけれど、生き方や姿勢といった部分で、5年後に「あの人が言っていたのはこのことか」と感じることがあるそうです。
定着させるには、アウトプット
学んだことを自分に染み込ませるには、アウトプット。ノートに書くほか、木村さんが働く会社には、仕事とは関係のない雑談チャットがあり、「今日のラーメンおいしかった」といった投稿の中に、「この記事が面白かった。僕はこの3点でこう思う」と書き込むのだそうです。
それを意外とみんな見てくれていて、「木村さんっぽい感想ですね」「僕はこう思います」と反応が返ってくる。自分の考えを言語化してアウトプットし、反応をもらうことで、また学びが生まれます。
「後で読む」は、カレンダーに入れる
前回の放送で話していた「1日1時間は新しいことをする」。そのテーマの決め方は、大きく2パターンあるそうです。
- 自分で見つけたもの:平日にネットで見て「後で読もう」と思った記事を、その日の夜や週末のカレンダーにリンクごと入れる。集中して1時間読み、使えそうなら実際にやってみる
- 人にすすめられたもの:「この本面白かったよ」「このサイト面白いよ」と教えてもらったものをカレンダーに入れ、読んだら感想を相手に伝える
「後で見よう」とスクショしても、結局は忘れてしまう。タスクとしてカレンダーに入れたほうが、ストレスなくできるのだそうです。すすめてくれた人に「読みました」と伝えれば、相手もうれしいし、そこから会話も生まれます。
以前「アップルパイをつくる」と話していたのも実行済み。こちらは学びというより、「こんなに簡単にできるんだ」という気づきだったとか。レシピはクックパッドで調べました。
新聞は、自分の株の視点で
ニュースは、日経新聞を紙で。10日分をまとめて読むこともあります。端から端まで全部インプットしようとするとしんどいので、目的を持って読む。国内外の株を持っているので、「この背景なら、この株はどうなるだろう」と、自分の当事者としての視点で読んでいるそうです。
ネットで調べることはもちろんあるけれど、なるべく使わない。広告などほかに気になるものがたくさん出てきて、目的が進まなくなってしまうから。webマーケティングの仕事をしているからこそ、気になってしまうのだそうです。
好奇心が渋滞したら、詳しい人に会いに行く
あれもこれも気になって、好奇心が渋滞することはないのか。たまにあるけれど、ITやAIなら前提がわかるので少し学べば理解できる。たとえば畑の苗の育て方のように、ゼロから学ぶ分野は、自分より詳しい人に会いに行く。自分がゼロから3時間かけて学ぶことを、30分で教えてもらえる。しかも経験者なので、試行錯誤した末の最適解を教えてくれるのです。
すぐにAIに聞くのかと思いきや、意外とアナログ。AIの答えもいったん置いておき、一次情報を取りに行く。不動産管理の会社を経営する友人は、現場が見えなくなって人に任せたとき、会社が傾いたことがあったそう。お客さんの生の声を聞きに行くことは大事だ、と木村さんは話します。
印象に残った一言
今の目の前の仕事には、多分あんまり生きない。けど、あの人が言ってたのはこのことかって、5年後に感じるんです。
前後の回
- 前の回:キャパオーバーで、5社中4社に切られた。失敗から学んだ「断る」ことと優先順位|#3
- 次の回:天狗の鼻は2mだった。「強がらない」を今年の目標にした木村さんの不安|#5
- 前番組:Kimura’s Choice / 木村修平
出演者

- 木村修平:webコンサルタント。平日は広告代理店、休日は効率化支援。2か月に1回は海外へ

- はな & 隆志:移動販売の珈琲屋「GALATA COFFEE」を夫婦で営む。ウルトラFM「サンライズすかがわ」月曜パーソナリティ
