webコンサルタントとして働きながら、国内外いろいろなところを旅する木村修平さん。「Kimura’s Choice」は、GALATA COFFEEのはなと隆志が、木村さんのこれまでの「選択」と、その理由を聞いていく番組です。
第1回は、木村さんの自己紹介。大阪から東京、そして須賀川へ。なぜ須賀川だったのか、どんな仕事をしているのか。話を聞いていくと、木村さんは「職業」より先に「生き方」を選んでいたことがわかってきました。
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この回の話題
| 時間 | 話題 |
|---|---|
| 00:28 | 第1回のゲストは、須賀川に移住してきた木村さん |
| 01:46 | 出身は大阪の北のほう |
| 02:47 | 東京で2年働き、バイクで日本一周 |
| 04:39 | 須賀川を選んだ理由 |
| 07:06 | 仕事はWebの広告代理店 |
| 08:34 | 気持ちが休まらない仕事と、緑のある暮らし |
| 10:07 | 大学生のころから決めていた生き方 |
| 12:20 | エンジニア、デザイナー、マーケ。全部やってみた |
| 14:26 | 理想を叶えて見えてきた、マイナスの面 |
| 17:17 | 「帰ってきた」と思える場所を |
大阪から東京、そして須賀川へ
木村さんが須賀川に来たのは2023年の2〜3月ごろ。もう2年半ほどになります。出身は大阪の北部。「大阪ってバナナみたいな形をしていて、その持つところのあたり」なのだそう。大学卒業までを大阪で過ごし、その後2年ほど東京で働きました。
最初は楽しかった東京暮らし。でも、生まれ育ったのは大阪でも山のほう。ビルが立ち並ぶ環境が少ししんどくなり、移住先を探しながら、バイクで半年かけて日本を一周。その途中のご縁で、須賀川に住むことになりました。
今も東京の会社に所属していて、出社は月に1回ほど。ふだんは須賀川で働いています。
東京に近すぎない、ちょうどいい距離
日本中を回って、なぜ須賀川だったのか。海より山が好き、というこだわりもありつつ、いちばんは東京へのアクセスのよさ。そして、近すぎないこと。宇都宮なら新幹線で1時間ほどで行けてしまう。実家が近いとすぐ帰ってしまうように、東京に友達がいると、何かあるたびにすぐ東京に行ってしまう。来たばかりのころは、須賀川に誰も知り合いがいなかったからこそ、それを断ちたかったそうです。
それでいて、行こうと思えば日帰りでも行ける。はなさんも「東京に行くとき、ちょっと旅行感もあって、いい距離感だよね」とうなずきます。
仕事はWebの広告代理店
木村さんの本業は、Webの広告代理店。広告を出したい企業と、広告を載せられるサイトなどの媒体をつなぎ、代理で広告を調整する仕事です。お客さんの多くは、SlackやChatworkのような、企業に導入してもらうためのツールを扱う会社。Web広告というと消費者向けのイメージがありますが、企業向けの広告が中心です。
数字がはっきり出る世界で、広告は24時間ずっと回っている。土日や祝日が休みでも、数字が気になって見てしまう。気持ちが休まらないのは、仕事柄どうしてもあるそうです。
パソコンを閉じたら、目の前に緑
東京に住んでいたころは、休まらない仕事に、休まらない環境が重なって「ダブルパンチ」だった。須賀川に来てからも仕事が休まらないのは同じ。でも、パソコンを閉じたら目の前に緑がある。暮らす環境が気晴らしになって、ストレスがだいぶ減った。「すごく生きやすい生き方をしているな」と感じているそうです。
職業より先に、生き方を決めた
この働き方は、大学生のころから憧れていたもの。就職活動のころ、会社に属するのか、フリーランスになるのか。周りにも好きな時間に働くフリーランスの友達がちらほらいました。木村さん自身は大学を2年休学して海外へ。いろんな人に出会い、どんな働き方があるのかを知る中で、自分は好奇心旺盛で、もっといろんなところに行ってみたいんだと気づきます。
そこで選んだのが、パソコンとネットと電源さえあれば、どこでもできる仕事。いろんなところに行きながら働くライフスタイルを、大学のときに決めました。リモートワークが注目されるコロナ禍より前のことです。
エンジニア、デザイナー、マーケ。全部やってみた
当時、リモートでできる仕事といえば、エンジニア、デザイナー、マーケティング。木村さんは、その3つを全部やってみました。プログラミングは本を買ってゼロから勉強。その中でいちばん続いたのが、グラフを出したり分析したり、仮説を立てて検証する広告の仕事でした。
「なりたい職業」から考えるのではなく、やりたいスタイルが先にあって、それができる職業を選ぶ。隆志さんは「よく若いときにそこにたどり着きましたね」、はなさんは「自分探しの意味、あったね」。
理想を叶えて、見えてきたこと
パソコンひとつで仕事をして、好きなときに好きな場所へ行く。学生時代に憧れていた生き方は、たぶん今、実現できている。でも、やってみたら満足しない自分もいる、と木村さん。
見えてきたのは、深く人とつながれないこと。いろんな場所でいろんな人に出会うのは楽しいし刺激もある。けれど、会えるのは長くても2〜3日。海外では「大阪に住んでます」「寿司食べます」くらいの表面的な会話で終わってしまう。自分はもっと話したいし相手のことも聞きたいけれど、相手がそれを求めているとは限らない。気づけば、相手が喜ぶような上辺のコミュニケーションになっている。それが少し寂しいのだそうです。
「帰ってきた」と思える場所を
旅をしながら働く生き方は、これからも続けたい。そのうえで、「あ、帰ってきた」と思える場所を、1つだけでなく2つ、3つ持つこと。それが自分の人生で満足できる生き方なんじゃないか。その1つ目が、須賀川です。
パソコンひとつを持って、町なかを早足で歩いている人がいたら、それはたぶん木村さん。走っていることもあるそうです。次回から、木村さんのいろいろな「選択」を深掘りしていきます。
印象に残った一言
自分が帰る場所。「あ、帰ってきた」って思える場所を、1個だけじゃなくても、2個、3個。
出演者

- 木村修平:webコンサルタント。平日は広告代理店、休日は効率化支援。2か月に1回は海外へ

- はな & 隆志:移動販売の珈琲屋「GALATA COFFEE」を夫婦で営む。ウルトラFM「サンライズすかがわ」月曜パーソナリティ
前後の回
- 次の回:#2「世界を旅する」という選択
