高校生のときの落書きから生まれたポセミンは、今年で誕生15周年。第11回は、5月の東京での展示、そして松本悠以さんが初めて主催するフェスティバル「ポセミンまつり」の告知です。
東京のギャラリーでの展示と出張ポセミンカフェ、公募で選ばれた池袋での展示、9つのお店とのコラボ商品が並ぶお祭り。後半は、妖精、野菜、そしてポセミンへと続く、子どものころからの「キャラクターと物語」の話も聞きました。
この回の話題
| 時間 | 話題 |
|---|---|
| 00:01 | 5月21日から、東京のギャラリーで展示 |
| 00:40 | 出張ポセミンカフェも |
| 02:10 | 池袋アートギャザリングに入選 |
| 03:10 | 壁面と立体、両方の展示を選んだ理由 |
| 04:14 | 移住をくり返した経験を描いた作品 |
| 05:22 | 80cmの立体ポセミン、限定10体 |
| 06:24 | 平面も立体も、絞らない |
| 07:29 | 6月は、今年いちばんのイベント |
| 08:34 | 6月13日「ポセミンまつり」 |
| 09:42 | 9店舗とポセミンのコラボ商品 |
| 11:46 | マリンバの紙芝居、ランプシェードづくり |
| 12:52 | 宣伝部長は、走るシナモンさん |
| 15:58 | ポセミンの形の変遷も見せたい |
| 17:04 | 幼稚園では妖精、中学生では野菜 |
| 19:07 | 高校でポセミン誕生、仲間も増える |
5月は東京へ
ギャラリーでの展示と、出張ポセミンカフェ
前にも少し話した東京のギャラリーでの展示は、5月21日から6月21日までの1か月間。その会期中の週末には、ギャラリーの一角で「出張ポセミンカフェ」も開きます。コーヒーを淹れてくれるカフェの方が全面協力してくれて、空間は松本さんがつくる。ポセミンの絵がいっぱいの空間でコーヒーが飲める場所が、東京にできます。
池袋アートギャザリングに入選
もうひとつは、5月15日から24日まで、池袋の東京芸術劇場で開かれる「池袋アートギャザリング」。公募の審査を通り、約50名の入選者のひとりとして展示できることになりました。
展示の方法は、壁面、立体、壁面と立体の両方、の3種類から選ぶ形。松本さんが選んだのは両方。壁面がいちばん応募が多そうで、倍率が低そうなところを狙った、という作戦もあったそうですが、それだけではありません。
壁面には、以前の展示で発表した、ポセミンがいろいろな土地を開拓していく作品を。移住をくり返してきた松本さん自身の経験を描いたもので、新たに40号の大きなメイン作品も加えました。そして会場には、立体のポセミンが登場。ポセミンが池袋にもやってきて、いろいろな人と触れ合うこと自体が、ひとつの「開拓」になる。そんなイメージです。
80cmの立体ポセミン
立体のポセミンは、高さ80cmほど。公園の遊具と同じような素材でできていて、限定10体を受注販売しています。なかなか発表する機会がなかったので、この機会に東京の人にも知ってもらえたら、と松本さん。もちろん福島の人も購入できます。小さな子どもと同じくらいの大きさなので、目線が同じになるのも楽しいところです。
平面と立体、どちらをやっていきたいかと聞くと、「どっちも続けたい」。立体が平面に影響を与えたり、その逆があったり。絞らずに、いろいろ手を出してみる。何がみんなに届くかはわからないから。いずれは、ぬいぐるみもつくりたいそうです。
6月13日「ポセミンまつり」
そして今年いちばんのメインイベントが、6月13日(土)に須賀川のラフラフ須賀川で開く「ポセミンまつり」。ポセミン誕生15周年を記念したコラボフェスティバルで、松本さんにとって初めての主催イベントです。
マルシェのような形ですが、ふつうのマルシェと違うのは、出店する各店舗がポセミンとコラボした商品を販売すること。ポセミンを含めて9店舗が、屋内と屋外に並びます。
- 飲食:キッチンカーのGALATA COFFEEとおむすび屋さん、屋内に大玉カレーさんとアイシングクッキーのお店
- ハンドメイド:ポセミン、ミニチュアパンの作家さん、ドライフラワーのお店
- ワークショップ:マリンバ奏者のえりちゃんによるポセミンの紙芝居、親子教室によるポセミンの紙人形やランプシェードづくり
GALATA COFFEEのコラボ商品は、松本さんがデザインしてくれたマグカップ。この日が初披露です。大玉カレーさんは、松本さんが大玉村に住んでいたころからお世話になっているお店で、ロゴやパッケージも松本さんが描いています。それぞれ、これまでにコラボしたことのある人たちが集まりました。
宣伝部長は、走るシナモンさん
宣伝部長を務めるのは、走って宣伝しているシナモンさん。着ている15周年記念のTシャツは、ポセミンまつりで限定販売されます。走っているシナモンさんを見つけたら、写真を撮って、シナモンさんとポセミンをメンションしてストーリーズに上げてほしい、とのこと。
会場には、ポセミンが今の形になるまでの変遷も展示したいと考えています。年もあるオリジナルのポセミンから、コンセントの先みたいになったころまで。
妖精、野菜、そしてポセミン
ポセミンは、なぜあの形になったのか。答えは「わからないです」。高校生のときの落書きを、ずっと描き続けてきただけ。うさぎが好きだったわけでも、ピンクが好きだったわけでもないのに、色は最初からピンクだったそうです。
子どものころから絵を描くのが好きで、幼稚園では、帽子をかぶった丸っこい妖精を描いていました。中学生になると、野菜のキャラクター。クラスの友達を野菜にして、主人公は目が生えたじゃがいも君、親友はおでこに「肉」と書かれた肉食のキノコ、マドンナは玉ねぎちゃん。毎回、物語をつくるのが好きでした。
そして高校で、ポセミンが登場します。描き続けるうちに、おたまじゃくしのジャクソン、だるまのトーマスといった仲間が増えていきました。高校2年生のときには、運動会のクラスのゼッケンのデザインを勝手にジャクソンにして、クラスメイトは知らず知らずのうちにジャクソンをつけていたとか。そこから15年、ポセミンは描かれ続けています。
印象に残った一言
何がみんなに届くのかがわからないんで、いろいろやってみないと。
前後の回
出演者

- 松本悠以:アーティスト、作家、畑の仕事をする人。「循環」「腐る喜び」をテーマに、ポセミンが登場する作品をつくる。Instagram
- はな & 隆志:移動販売の珈琲屋「GALATA COFFEE」を夫婦で営む。ウルトラFM「サンライズすかがわ」月曜パーソナリティ
