webコンサルタントとして働きながら、国内外いろいろなところを旅する木村修平さん。「Kimura’s Choice」は、GALATA COFFEEのはなと隆志が、木村さんのこれまでの「選択」と、その理由を聞いていく番組です。
第9回は、前回の朝型生活の話の続きから、毎月どこかへ旅に出る理由まで。仕事の段取りも、旅先選びも、木村さんの根っこにあるのは「点と点は、あとからつながる」という感覚でした。
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この回の話題
| 時間 | 話題 |
|---|---|
| 00:04 | 子どものころから早起きだった |
| 00:53 | 誰からも連絡が来ない時間は、朝にしかない |
| 01:45 | 夜中に寝ても5時半に目が覚める。でも睡眠は大事 |
| 02:40 | 飲み会の翌朝の分は、前の夜にやっておく |
| 04:12 | 前日に5分、ToDoを見ておくだけ |
| 05:52 | スティーブ・ジョブズの「点と点」 |
| 08:12 | カレンダーは1週間単位で見る |
| 09:53 | 東京への出社は月1回 |
| 11:35 | みんなの輪の、2列うしろ |
| 12:27 | 東京で雑談するのは、AIの使い方を知るため |
| 13:59 | 東京に行くついでに、必ずどこかへ |
| 15:43 | 12月は富士の樹海、1月はラオス |
| 16:28 | 旅先ではゲストハウスに泊まる |
| 18:57 | 海外でも、いつもどおり仕事をする |
| 20:31 | コーヒーが30分出てこない国で |
朝型には理由がある
Web業界の定時は朝10時から。木村さんがそれを強い意志でずらしているのには、理由があります。ひとつは、実家から学校が遠く、子どものころから早起きする生活だったこと。夜更かしして遊ぶこともあまりなかったそうです。
もうひとつは、誰からも連絡が来ない時間に集中したいから。Web業界でそういう時間をつくると、定時後の夜7時から8時半ごろ、残業の時間になってしまう。それなら朝にするしかない。それがぴったりハマりました。
夜中の1時に寝ても、5時半には勝手に目が覚める。ただ、睡眠は大事で、寝ないと頭が働かないタイプなので、そういうときはちゃんと7時間ほど寝る。意固地にならず、自分と対話しながらコントロールしています。忘年会のように翌朝遅くなるとわかっている日は、朝やる予定のことを前の夜に済ませておく。朝は「このURLを3つ見る」とメモしておいたものを、見るだけにするそうです。
前日に5分、ToDoを見ておくだけ
段取りよく仕事をこなしているイメージの木村さん。前の日に必ずやっているのが、翌日のToDoリストを5分ほど見ておくこと。リストアップは当日でいい。見るだけでいいのだそう。
たとえば、明日の午後3時からやろうと思っているToDoが3つあるとする。前日に見ておくと、3時までのあいだに「そういえば、4つ目と5つ目もあったな」とポッと思い出す。それをメモしておけば、5つの状態からスタートできる。見ていなければ、3つで始めて途中で「あれ、4も5もあるじゃん」となり、長引いてしまう。散歩中などに思い出したら、メモして足しておくそうです。
スティーブ・ジョブズの「点と点」
この習慣のもとにあるのは、大学のころに聞いたスティーブ・ジョブズの「点と点をつなげると線になる」という考え方。いろんな点をばらまいておくと、あとで勝手につながる。その感覚が楽しかったのだそう。コンビニでプリッツを見かけて、さっき思い出した「今日はプリッツの日だった」とつながる。そんな小さなことでも。
「やらなきゃ」という強制感ではなく、点がつながる楽しさ。大阪人なら話のネタの引き出しをいっぱい持っておく感覚、と木村さん。日本一周も、今も海外に行くのも、点をストックするため。来月ラオスに行くのも「ちょっと大がかりやけど」、点を得るためだそうです。
カレンダーは1週間単位で
Googleカレンダーは、基本的に1週間単位で見ています。今日の予定だけを見ていても、週末の予定が自然と目に入る。よくやり取りする人のカレンダーも一緒に見て、今日は忙しそうだなと思ったら、急ぎでなければ3日後など相手に良さそうな日に連絡する。相手にストレスを与えないことが、結果的に自分にも返ってくるからです。
東京への出社は、月1回
会社のメンバーは毎週火曜日に出社していて、木村さんは月に1回そこに参加します。大阪にも、同じように月1回ほど出社しているすごい上司がいるそうです。
月に1回だと気まずくない?と聞くと、「ありますよ」。もともと、みんなの輪に入るのが苦手なタイプ。チームのメンバーも「木村はそういうやつ」とわかってくれているので、みんなが輪になっているところの2列うしろくらいで、ひとりポツンとしているスタイルです。
東京で雑談する理由
本当は、2週間に1回くらい東京に行きたい。東京は変化が激しい場所で、特にAIは1か月でどんどん変わっていく。ひとりでAIと会話してスキルアップすることもできるけれど、他の人がどう使っているかは、雑談の中でキャッチアップしないとわからない。「こう使ってるんですよ」と話すと、「俺はこう使ってるよ」と返ってくる。地方にいると、情報を取りに行く意識がないと難しい部分です。
毎月、行ったことのない場所へ
スケジュールは1か月単位で全体を見ていて、月1回東京に行くときは、必ずどこかへ旅に出る。3連休があるなら、その週に東京へ行く、という具合です。毎月1回はどこか行ったことのない場所へ行き、平均して2か月に1回は海外へ。この収録のあった12月は富士の樹海の村へ、1月は行ったことのないラオスへ行く予定でした。
ゲストハウスで集まる情報
行き先選びの基準は、行ったことのない場所。そこに行くと、いろんな情報が手に入るからです。泊まるのは、国内でも海外でもゲストハウス。ホテルだと泊まるだけになってしまうけれど、ゲストハウスにはいろんな国の人がいて、宿のオーナーも情報を持っている。たとえばポーランド人と話して、ポーランドに行ってみる。これも点と点がつながる感覚です。
9月には会津若松のゲストハウスで、自転車で日本を縦断しているアメリカ人や、東京のテレビ業界の人と仲良くなり、ご飯にも行ったそう。旅先では肩書き関係なく、「会津、福島が好きなんです」というところから話せる。あとから「部長だったんですか」とわかることもあるとか。音に敏感な木村さんですが、目的が人に会うことなので、2泊くらいなら多少寝られなくても大丈夫だそうです。
海外でも、いつもどおり仕事をする
海外に行っても仕事は休まず、日本にいるときと同じスタイル。ただし時差があるので、より早く起きる。タイなら時差は2時間なので、日本時間の朝9時からのミーティングは現地時間の朝7時。目的は観光ではなく、人に会うこと、文化に触れること、刺激を得ること。観光地はまったく行かないそうです。
コーヒーが30分出てこない国で
この前行ったベトナムは、スローな文化。頭の中は仕事モードでセカセカしているのに、コーヒーを頼んでも30分出てこない。ふと「俺、何急いでるんやろな」と考えるきっかけになったそうです。環境を強制的に変えないと、気づけないことがある。キリマンジャロで気づいたことも、きっと同じ。木村さんは今日も、点を増やし続けています。
印象に残った一言
いろんな点をばらまいておいて、あとで勝手につながる。その感覚が楽しかったんです。
出演者

- 木村修平:webコンサルタント。平日は広告代理店、休日は効率化支援。2か月に1回は海外へ

- はな & 隆志:移動販売の珈琲屋「GALATA COFFEE」を夫婦で営む。ウルトラFM「サンライズすかがわ」月曜パーソナリティ
前後の回
- 前の回:#8「朝5時半に起きる」選択
- 次の回:#10「ラオスに行く」選択
