アメリカントイのお店「COBSANYA」のオーナー、コブさんのブログに、ちょっと気になるタイトルを見つけました。「行きたい、仕入れたい、無事に帰ってきたい」。40代、50代なら、土曜の夜のあの番組を思い出しそうな、そのオマージュです。
書かれていたのは、2月下旬に行った、初めての海外での買い付け。しかも、人生で初めての海外旅行でした。行き先は、アメリカではなくタイ。あてもコネクションもない中、バンコクのマーケットを歩いた日々を聞きました。
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この回の話題
| 時間 | 話題 |
|---|---|
| 00:02 | ブログのタイトル「行きたい、仕入れたい、無事に帰ってきたい」 |
| 01:02 | お店を始めたころから続くブログ |
| 02:02 | 2月下旬、1週間のタイへ |
| 03:06 | タイは物流の拠点 |
| 04:09 | 人生初の海外、パスポートから |
| 05:15 | 空港からは配車アプリで |
| 06:17 | いきなりの大渋滞 |
| 07:18 | あてもなく、検索から始まる |
| 08:23 | 東京ドーム何個分のマーケット |
| 09:24 | 偽物を見分ける目 |
| 10:24 | 手ぶらでは帰れないプレッシャー |
| 11:29 | チップ文化 |
| 12:33 | 最初に買ったのは、ヴィンテージ |
| 13:34 | タイの売り手は世界相場を知っている |
| 14:37 | ポケモンやドラゴンボールも |
| 16:51 | バイクタクシーでの事件 |
お店を始めたころから続くブログ
コブさんのブログは、COBSANYAを始めたころから、月に1回ほどのペースで3年ほど続いています。アメトイのことより、映画のことなど独り言のような内容が8〜9割と本人は言いますが、どこかアメリカの色を感じる、長いのに読めてしまう文章。Instagramからも読むことができます。いつか自費出版で本にしたい、という夢もあるそうです。
人生初の海外は、タイ
2月の第3週ごろから1週間、タイへ。福島は真冬でしたが、向こうは常夏で半袖。人生で初めての海外で、パスポートを取るところから始めました。お店を始めたときから、いつか必ず海外に買い付けに行く、という目標を立てていたそうです。
タイは、物流の拠点
アメリカントイなのに、なぜタイなのか。実はタイは、アメトイに限らず服などいろいろなものの物流のハブになっていて、古着のバイヤーさんもタイに買い付けに行くのだそうです。
行く前は、日本より少し田舎のイメージを持っていたけれど、バンコクは高層ビルが立ち並び、ハイウェイは3車線。空港からホテルまでは、ぼったくりを避けるため、料金が先に決まる配車アプリを使いました。ナビは現地の言葉でしたが、問題なく到着。ただ、いきなりの大渋滞。観光客も多く、トランクが閉まらない車がタクシーとして走っていたりもしたとか。
あてもなく、検索から
どこで買えるのか、まったく知らないまま行ったコブさん。YouTubeでバイヤーさんが行っていた買い付けの場所を検索するところから始めました。深く掘ればローカルな場所も見つかるけれど、最初は何がローカルなのかもわからない。
ちょうど週末だったので、まずは東京ドーム何個分ともいわれる大きな週末マーケットへ。観光スポットとしても有名で、アメトイだけでなく何でも売っています。その中を歩き回って、出ているものを見て探しました。地元の人しか来ないような、告知もしないマーケットもあるそうです。
偽物を見分ける目
マーケットには偽物も多く、「日本人なら安いよ」と片言で声をかけられても、手に取ってみると怪しいものも。おもちゃには、どの会社がつくったかを示すコピーライトが必ず入っています。それがないもの、質感がおかしいもの、塗装が荒いものは避ける。人気の靴でも、見たことのないカラーが売っていたりするそうです。
Instagramで「初めての海外に行ってきます」と発信すると、たくさんの励ましの言葉が届きました。だからこそ、手ぶらでは帰れない。ずっと緊張していたといいます。実質5日間のうち2日ほどは、行っても何も見つからなかったそうです。
タクシーの運転手さんや屋台の人とは、翻訳アプリでやりとり。タイにはチップ(現地では「ティップ」)の文化もあり、ホテルのベッドメイキングの人にも手渡ししました。
最初に買ったのは、ヴィンテージ
2日目に、ついに初めての買い付け。持って帰れるものが見つかった興奮と、仕入れとして成り立つのかという不安で、手が震えたそうです。
最初に手に入れたのは、ほんの数年だけ存在したおもちゃ会社がつくった、マペットのキャラクターのヴィンテージ。日本では買えないような値段で買えた、いいものに出会えたと思っています。ただ、タイの売り手は世界の相場を知っていて、ディスカウントの文化はあっても、きちんとビジネスとして成り立っているプロたちだそうです。
流通の拠点だけあって、日本では見られないものがたくさん。ポケモンやドラゴンボールまであって、危うくアニメのお店になるところだった、と笑います。
バイクタクシーでの事件
3日目、コブさんはひとりでバイクタクシーに乗って、行きたかったマーケットへ。日本人の格好をしすぎると危ないと聞いて、だるだるのTシャツにぼろぼろのズボンで出かけました。ところが、到着するとまだ開いていない。運転手のおじいさんに聞くと「クローズ」。でも、1時間前に見た情報では開いているはず。観光客だと思われたのか、「近くに別の場所があるから、追加料金なしで連れていくよ」と言われて……。続きは次回です。
印象に残った一言
手ぶらでは帰ってこれないって、自分にプレッシャーがかかってて。常に緊張はしてました。
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