おもちゃの「橋渡し役」になりたい。COBSANYAが本格的に買い取りを始める理由|コブさんのこぶ沙汰しています。#12

おもちゃの「橋渡し役」になりたい。COBSANYAが本格的に買い取りを始める理由|コブさんのこぶ沙汰しています。#12 podcast

前回の最後に少しだけ話していた「買い取り」。これまでも実はちょこちょこと行っていたそうですが、COBSANYAでは、アメリカントイに絞った買い取りを本格的に始めることにしました。

コブさんがなりたいのは、コレクターではなく「橋渡し役」。おもちゃが次の人の手に渡って、新しいストーリーが始まる瞬間を見たいのだといいます。買い取りの対象や方法、タグで年代を読み解く楽しさまで、店内で聞きました。

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この回の話題

時間話題
00:02アメトイの買い取りを本格的に始める
01:03コレクションより、橋渡し役になりたい
01:40アメトイには、木のおもちゃが少ない?
02:12戦前、海を渡ってきた人形
03:16有名なコレクターも、アメトイ好き
04:20国内のキャラクターものは対象外
04:40まずはDMで、コピーライトの写真を
05:25手に入れたときのエピソードも一緒に
06:25専門店だからできること
06:40疲れがとれるカエルの人形
08:30店の格が上がった
09:34新品は、在庫の1〜2割
09:50同じE.T.でも、メーカーで違う
11:38メイド・イン・どこ?
12:433周年のトートバッグ、残りわずか

橋渡し役になりたい

コブさんは、古物を扱うための許可をきちんと取ったうえで、アメトイに絞った買い取りを始めます。自分がコレクションを並べたいわけではなく、集まってきたものが、好きな人の手に渡って、またひとつのストーリーになっていけばいい。

「大事にして手放さないんだ」「子どもにプレゼントするんだ」と聞くと、よかった、とうれしくなる。その瞬間が見られるだけで満足なのだそうです。

戦前、海を渡ってきた人形

日本やヨーロッパには木のぬくもりのあるおもちゃが多いけれど、アメトイは少ない印象。ただ昔は、アメリカのおもちゃも木などでつくられたものがあったそうです。

戦前には、日米の友好のために、アメリカから人形などのおもちゃが日本に贈られたことがありました。ところが戦争が始まると、外国のものだからと燃やされたり捨てられたりしてしまった。おもちゃに罪はないのに。だからこそ、古いおもちゃは貴重なのかもしれません。テレビの鑑定番組でおなじみの、ブリキのおもちゃの有名なコレクターも、実はアメトイが好きで、フリーマーケットで「これいいね」と買っていくこともあるそうです。

プラスチックの質感と、カラーリング。大量生産、大量消費の国らしさも含めて、それがアメトイのアメリカっぽさなのかもしれない、とGALATAのふたり。

買い取りの方法

ウルトラマンや仮面ライダー、国内のアニメなどのキャラクターものは、COBSANYAのテイストとは違うので対象外。まずはInstagramのDMや電話で連絡し、写真を送ってもらうのがスムーズです。コピーライトの部分をアップで撮ってもらうと、いちばんわかりやすいとのこと。

そして、どんなふうに手に入れたのか、エピソードも一緒に聞きたい、とコブさん。中高生のころは買えなかったものを、大人になってお給料を貯めて買った。いっぱい遊んで傷がついているけれど、大切にされていた。そんな思い出も、次の人に橋渡しできたら。「涙腺が崩壊するエピソードなら、プラス5%」と冗談も飛び出しました。大きなお店やチェーン店ではなかなかできない、専門店ならではの強みです。

疲れがとれるカエルの人形

どんなお客さんでも「癒される」と言う、カエルのキャラクターの人形がお店にいます。半開きの目と口を見ていると、コブさんも疲れがとれるそう。マンハッタンにあった、8年ほどで吸収されてしまったおもちゃメーカーがつくったもので、パペット系のキャラクターのぬいぐるみやおもちゃを高いクオリティでつくっていた会社。タグのついたものは、コレクターズアイテムになっているそうです。

いろいろな出会いがあって、いろいろな人に教えてもらって今がある。隣の店舗で始めたころと比べると、お店の格が上がった感じがする、とGALATAのふたり。新品の商品も、在庫の1〜2割ほどあり、どうしてもほしいという声があるものを仕入れています。

同じE.T.でも、メーカーで違う

同じE.T.のフィギュアでも、アメリカのユニバーサル・スタジオでつくられたもの、トイザらスのもの、USJで販売されたものなど、年代やメーカーによって細部や機能が違うそうです。E.T.だけを集めている人もいるとか。

これから集めたい人は、まずタグを見てみてください。コピーライトの製造年を見れば、映画公開当時のグッズなのか、リバイバルでつくられたものなのかがわかります。製造国は中国が多いけれど、年代によっては香港、もちろんアメリカ製も。歴史を知るきっかけになります。

最後に、残りわずかとなったCOBSANYAの3周年記念トートバッグの宣伝も。丈夫で洗えて、持ち手の長さもちょうどよく、隆志はランチバッグとして愛用しているそうです。

印象に残った一言

集まってきたものが好きな方に、またひとつのストーリーとなって行ったらいいなと思って。その瞬間を見れるから、私はそれで満足なんです。

前後の回

出演者

  • 小野寺祐貴(コブさん):須賀川市の街なかにあるアメリカントイのお店「COBSANYA」オーナー。オンラインストア / ブログ
  • はな & 隆志:移動販売の珈琲屋「GALATA COFFEE」を夫婦で営む。ウルトラFM「サンライズすかがわ」月曜パーソナリティ