興味を持つのは、想像がつかない人。「好き」より「得意」で、お金は循環させる|Kimura’s Work #8「仕事 × お金」「仕事 × 人」 part2

興味を持つのは、想像がつかない人。「好き」より「得意」で、お金は循環させる|Kimura’s Work #8「仕事 × お金」「仕事 × 人」 part2 podcast

「仕事 × お金」「仕事 × 人」のpart2です。旅先でも誰とでもつながるわけではない木村修平さん。では、どんな人に興味を持つのか。ビジネスの視点と、人としての視点の両方から聞きました。

後半は、これからのお金の使い道へ。友人を助けられるくらい稼ぎたいという思い、募金はしない理由、そして「好きなことを仕事に」ではなく「得意なことを、求められる形に」という考え方まで。

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この回の話題

時間話題
00:01木村さんが興味を持つのはどんな人?
01:05組織を動かしている経営者
02:12想像がつく人には、興味がわかない
03:14言葉に、ぶっ飛んだ考え方が表れる
04:15山梨で出会った、12社を経営する人
05:20刺さるために、とげのある言葉を選ぶ
07:30すごいところだけを取り入れる
09:35100%まねしたい人はいない
10:41イエスマンはいらない
11:42友人を助けられるくらい稼ぎたい
13:48募金はしない理由
14:49お金を貸すなら、内訳まで聞く
15:52毎月の予算を、3倍超えることも
16:52「好きなこと」より「得意なこと」
17:58得意なことを、求められる形に
19:00お金は循環する

想像がつかない人に、ひかれる

ビジネスの視点で興味を持つのは、組織のトップとして人をまとめ、マネジメントしている経営者。マネジメントは、今の木村さんにとっての課題で、やってみたいけれどできていないこと。それを普通にできている人には「こういう場合はどうするんですか」と具体的に聞きたくなるそうです。

逆に、先週訪れた山梨の交流会で出会った、フリーランスのデザイナーでバンライフをしている人には、まったく興味がわかなかったとか。昔なら憧れたけれど、今は想像がつくから。自分がそうだから、どんなに大きくしている人でも、想像がつくならあまり興味が持てない。新しい場所に行きたいのも、想像がつかないからワクワクするのです。

言葉に、考え方が表れる

人として興味を持つのは、考え方がぶっ飛んでいる人。考え方は、言葉の使い方に表れるといいます。「そこでその言葉を使うんだ」という人に、どういう人生を歩んできたのかを聞くと、やっぱりぶっ飛んでいる。直感で判断するというはなも、言葉の使い方が素敵な人は素敵だと共感します。

12社を経営する人

山梨では、12社を経営している、10歳ほど年上の人に出会いました。人前で話すときは、とげのある言葉ばかり。でもそれは、意図して使い分けているもの。丸いボールを投げても跳ね返ってしまうけれど、とげがあれば刺さる。「刺さるために講演しているので」と、自分の立場を客観的にわかっているのだそうです。

生まれ育ちも、かなりハードだったという人。仕事が好きすぎて、お酒の力を借りないと眠れないとも話していたとか。少子高齢化を止めたいという大きな目的から逆算して、1年に1社ずつ会社をつくり、NPOも運営しています。

すごいところだけを取り入れる

ただ、木村さんはそれを「うらやましい」とは思わない。この部分はすごい、まねしよう。でも、この部分は体に悪い。ちゃんとフィルターをかけて、取り入れるところを選んでいるそうです。

これまで、100%まねしたいと思った人はいないといいます。アニメのキャラクターでも、考え方がいいなと思いながら、違う部分も同時に見えている。その違和感こそが、自分らしさなのかもしれません。

イエスマンはいらない

この年齢になると、イエスマンはいらない。自分も相手も。「ここはすごいと思うけど、ここはちょっと違うと思う」と言い合える関係でないと、対等に話せないし、相手も面白がってくれない。昔はイエスマンどころか、相手を全否定するタイプだったとか。

友人を助けられるくらい稼ぎたい

これからのお金の使い道は、やはり人のため。誰かが困っていて、お金で解決できるなら、解決できるくらい稼ぎたい。たとえば、会社をやっている友人がキャッシュフローの悪化で事業をやめようか迷っているとき、「じゃあ貸すよ」と普通に言えるくらいに。誕生日に「いつも安い肉ばかりだから、高級なところに行こう」と気にせず言えるくらいに。ただし、それは友達になったからこそ。最初からそれを入り口にはしません。

募金はしない理由

コンビニのおつりを募金するかと聞かれて、木村さんの答えは「しない」。募金はいいことだと思うけれど、お金がその国に届いても、それをどう回すかは別の話で、うまく回らないことが多い。それなら、自分がそこに行って課題を見つけ、自分でお金を使って回すほうが、本当にその人たちのためになる。海外を旅する中で、身にしみて感じたことだそうです。

友人にお金を貸すときも、「100万円なら、その内訳は?」とちゃんと聞き、納得できなければもう少し詰める。一方で、毎月の予算は決めているものの、3倍くらい超えてしまうこともあるとか。AIと相談して反省もしているけれど、飲みすぎて気づいたらシャンパンを2本開けていた、なんてことも。

「好きなこと」より「得意なこと」

好きなことを仕事にすべきか。木村さんは、やりたいこと、できること、求められることの3つのうち、「やりたいこと」は別だと考えています。今日食べたいものと明日食べたいものが違うくらい、やりたいことは変わるから。

それよりも、マネジメントなのか、数字なのか、営業なのか、自分が何をできるのか、得意なのかを見つける。得意なことが見つかれば、好きなことでなくても楽しくなる。

得意なことを、求められる形に

ただし、得意なことがそのままお金になるとは限りません。数字や論理が好きでも、ずっと数独をしていても稼げない。でも「数字を扱う」と抽象化すれば、データ分析など相手が求めることにつなげられる。得意なことが相手に求められているかを考えるために、抽象化するくせをつけているそうです。「お金は循環すると思ってるんで」。それが、木村さんの「仕事 × お金」の答えでした。

印象に残った一言

やりたいことって変わるから。今日食べたいものと明日食べたいものって違うよね、ぐらい変わると思ってて。

前後の回

出演者

  • 木村修平:webコンサルタント。平日は広告代理店、休日は効率化支援。2か月に1回は海外へ
  • はな & 隆志:移動販売の珈琲屋「GALATA COFFEE」を夫婦で営む。ウルトラFM「サンライズすかがわ」月曜パーソナリティ