お金の使い道の6.5割は旅。物から経験へ、そして誰かを喜ばせるために|Kimura’s Work #7「仕事 × お金」「仕事 × 人」

お金の使い道の6.5割は旅。物から経験へ、そして誰かを喜ばせるために|Kimura’s Work #7「仕事 × お金」「仕事 × 人」 podcast

仕事は何のためにするのか。お金のため。では、そのお金を何に生かしていくのか。第7回は「仕事 × お金」、そして「仕事 × 人」へと話が広がります。

物がほしかった学生時代、稼ぐプロセスが楽しかった大学時代、そして今。昨年の家計を全部グラフにしてみたら、いちばん大きかったのは旅でした。木村修平さんのお金の使い方は、自分から誰かへと向きを変えつつあります。

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この回の話題

時間話題
00:03今日のテーマは「仕事 × お金」
01:04昔は物がほしくて稼いでいた
02:08大学時代は、お寿司を握るアルバイト
03:10稼ぐプロセスが楽しかった
04:12お下がりで、ほしいものに困らなかった
05:17レゴのように、つくるプロセスが好き
06:19ライスワークとライフワーク
07:20見返りを求めていたころ
08:24心の余裕ができて、見返りを考えなくなった
09:31無理なら無理と言う
10:34昨年の家計をグラフにしてみたら
11:37旅が6.5割、自己投資
13:40旅先では、そこでしか食べられないものに
14:44今は、誰かを喜ばせるために使う
16:51コンプレックス解消から、人へ
18:53国内を旅していてよかったこと
19:59面白い話を持ってきてくれる人たち

物がほしくて、稼いでいた

昔は物欲が強かったという木村さん。バイクや服、靴など、目に見えてわかりやすいものを買うためにお金を稼いでいました。小学生のころは、ポケモンカードを友達に売って小銭を稼いだり、中学生のころはゲームのデータを売ったり。友達が喜んでくれたというのもあるけれど、何かを買うため。20歳くらいまではそうだったそうです。

大学時代のアルバイトは、個人店でお寿司を握ること。それとは別に、友達のスマホを修理してお金をもらったりもしていました。

稼ぐプロセスが楽しい

大学生になると、何かがほしいからではなく、稼ぐプロセスそのものが楽しくなっていきました。相手が困っていて、その課題を解決したら、対価としてお金やごはんをおごってもらえる。何か価値を提供したら、違う形で価値が返ってくる。その構造が楽しかったのです。

お小遣いをどう使うか、ではなく、自分で稼ぐ。その感覚の背景には、兄が2人いて、服も靴もお下がりがあり、ほしいものにあまり困らなかったこともあるそうです。子どものころはレゴブロックが大好きで、何の意味もないものを、ただつくり上げるのが好きだった。つくるプロセスを楽しむところは、今にもつながっているのかもしれません。

ライスワークとライフワーク

今の仕事は、何をするかよりも「どう生きるか」で選んだもの。好きなときに、好きな場所で仕事をする。学生のときにその生き方を決めて、職業を選びました。

生活するためにお金を稼ぐ「ライスワーク」と、自分の生きたいように生きるための「ライフワーク」。会社員として結果を出して固定の収入を得つつ、自分のやりたいことで相手に喜んでもらってお金をもらう。その両方ができているので、お金を稼ぐために働く、という意識はあまりないそうです。

見返りを求めなくなった

最初は、ギブしたら見返りを求めていたといいます。10のギブをしたら、同じくらいのものが返ってくるだろうと期待して、2しか返ってこなければ「この人にはもうギブせんとこ」と思っていた。

今は、困っている人がいて、自分のスキルや情報が役に立つなら、見返りは考えずに提供する。相手が喜んでくれたらいい。須賀川に来てから変わったことで、時間的にも、お金的にも、人間関係的にも、心の余裕ができたからだと木村さんは話します。

以前は無理をしていたけれど、キャパオーバーで高熱を出して体調を崩してから、「ごめん、今ちょっと無理」と言うようになりました。中途半端なアウトプットを出すより、無理ならきっぱり無理と言うほうが、信頼関係は強くなるはずだ、と。

家計の6.5割は、旅

先週、昨年の家計を全部グラフにしてみたという木村さん。いちばん大きかったのは、ぶっちぎりで旅行。移動費を含め、全体の6.5割ほどを占めていて、食費や交際費は微々たるものだったそうです。

旅は自己投資。国内なら人と会う。初めましての人でも、居酒屋の店長でもいい。海外なら、行ったことのない国の文化や食べ物を知る。金銭的なリターンではなく、話のネタにも、思い出にもなる経験が積み重なって、自分にとっての価値、自分のステータスになっています。

そこでしか食べられないものに

旅先でいちばんお金を使うのは、その土地でしか食べられないもの。物はほとんど買わず、ホテルもとても安いところ。高級ホテルは日本にもあるし、日本のほうがサービスもいい。消えていくものと、体験のための移動、そして現地のガイドさんに細かく教えてもらうことにお金を使うそうです。

今は、誰かを喜ばせるために

日本での暮らしでのお金の使い方も、昔と今で変わりました。昔は、旅や人と会うこと、そしてコンプレックスの解消など、自分に向けた自己投資が中心。脱毛、レーシック、歯の矯正。自己肯定感は上がりました。

今は、ベクトルが自分以外に向いています。誕生日プレゼントやサプライズ、食事に誘われたときの手土産。須賀川でも「お土産配りおじさん」になっています。「毛深くて何が悪いの」と思えるようになった今は、人を喜ばせることにお金と時間を使うほうが、人生が豊かになると感じているそうです。

仕事で利害でつながった人でも、考え方が面白いと情が入り、仕事がなくなっても個人的に飲みに行く関係が続いている人もいます。

自分から出さないと、相手も出してくれない

いろいろな場所に行き、いろいろな経験をしているからこそ話せることがある。自分から情報を出さないと、相手も出してくれない。国内をいろいろ旅してよかったのは、「地元はどこですか」と聞いて「先月行きました、あの橋の景色いいですよね」と話せると、一気に距離が縮まることだそうです。

人とのつながりが直接お金になることは、あまりない。でも、ワクワクするような面白い話を持ってきてくれる。では、木村さんが興味を持つのはどんな人なのか。続きは次回です。

印象に残った一言

何か価値を提供したら、違う形で価値が返ってくる。それが結構楽しかったんです。

前後の回

出演者

  • 木村修平:webコンサルタント。平日は広告代理店、休日は効率化支援。2か月に1回は海外へ
  • はな & 隆志:移動販売の珈琲屋「GALATA COFFEE」を夫婦で営む。ウルトラFM「サンライズすかがわ」月曜パーソナリティ