ポセミンまつりのふり返り、後編です。いちばん驚いたのは、ポセミンの物語をまだほとんど伝えられていないのに、こんなにたくさんの人が来てくれたこと。キャラクターの力の強さを、松本悠以さんは目の当たりにしました。
準備の反省点、ずっとひとりで作業してきた松本さんが感じた「チームで頑張る楽しさ」、そして15年前のポセミンを並べて見えてきたこと。8月の個展の告知と、5年後の20周年への夢も語りました。
この回の話題
| 時間 | 話題 |
|---|---|
| 00:01 | いちばん驚いたこと |
| 01:07 | 魅力はまだ30%しか伝えられていないのに |
| 02:14 | 1日だから、応援してくれる人が目に見えた |
| 03:20 | 反省点は、ポセミンの歴史の展示とくじ引き |
| 04:23 | 気をつかってくれた小学生 |
| 05:25 | ごはんを食べる余裕もなかった準備期間 |
| 06:28 | チームで頑張る楽しさ |
| 07:37 | いずれは「ポセミンカンパニー」に |
| 08:37 | 相馬焼のポセミンも |
| 09:41 | 15年前のポセミンは「キモい」? |
| 10:47 | どこまでがポセミン? |
| 11:49 | 8月1日から、猪苗代「空白」で個展 |
| 12:55 | 7月は、あじさい祭りでポセミン御朱印 |
| 14:02 | 5年後の20周年は、アリーナで? |
魅力はまだ30%しか伝えられていないのに
まつりを終えて、いちばん驚いたこと。それは、自分の中ではポセミンの物語がまだ全然出せていなくて、魅力も30%くらいしか伝えられていない気がするのに、こんなにたくさんの人が来てくれたことでした。
背景をまだ用意できていない、見せられていないのに、「ポセミンかわいい」と言って人が来てくれる。キャラクターの力って強い、と松本さん。みんなが思い思いの解釈で、ポセミンやその友達のいいところを見つけて、仲良くしてくれているのかもしれない、と話します。
1日だから、目に見えた
個展は1か月など会期が長いので、みんなばらばらに来る。でも今回は1日だけ。その日をめがけてこれだけの人が来てくれたことで、ふだんはあまり見えない、ポセミンを応援してくれる人たちの存在が目に見えた。それがすごく心に来た、やってよかった、と振り返ります。
今は見た目のキャラクターにひかれて来てくれている人たちが、これから物語を発信していけば、今度は物語にひかれる人も出てくるはず、とはな。
反省点もいろいろ
展示しようと思っていたポセミンの歴史は、天井にうまく吊るせず、各ブースの下に沿わせる形に。本当はもう少し「南極っぽい」雰囲気のマルシェにしたかったけれど、それもできなかった。
くじ引きでは、序盤から強運の持ち主が続出。小学生の男の子が大きな賞を当ててくれて、本人もとても喜んでいたのに、「これ当たっちゃったんだけど、ママに言っていいかな」と気をつかわせてしまったとか。
音楽紙芝居の途中で声が出なくなったこと、睡眠不足のコンディション。ごはんを用意する余裕もなく、家はぐちゃぐちゃ、洗濯物はたまるばかり。新聞の取材も、散らかったアトリエで、すっぴんのまま写真を撮ってもらったそうです。ゼリー飲料の差し入れには、本当に助けられました。
チームで頑張る楽しさ
これまでは、ずっとひとりで作業し、ひとりで発表してきた松本さん。今回、助けてもらいながらみんなでつくり上げて、チームで頑張ることの楽しさを感じたといいます。
いずれは「ポセミンカンパニー」にして、仲間を募りたいと考えている松本さん。「こういう感じなのかな」と、未来のカンパニーを少し体験したようなイベントでもありました。
15年前のポセミンは「キモい」?
今回は相馬焼のポセミンを展示するなど、いろいろな方向のコラボに挑戦しました。そして改めて15年前のポセミンを並べてみると、形がまったく違う。会場でも驚いている人がいたそうです。
準備中、15年前のポセミンをラッピングしていた手伝いの人が、何も考えずに「キモ」と何度か口にしていたのが、松本さんはおかしくてたまらなかったとか。
どこまでがポセミン?
形が変わっても、ポセミンだとわかる。それが不思議で、もう少し研究していきたい、と松本さん。ポセミンをポセミンたらしめているものは何なのか。変遷に番号をつけて「何番までがポセミンだと思いますか?」と問いかけるような展示も、いつかやってみたいそうです。
夏の予定と、5年後の夢
収録時点で決まっていた次の展示は、8月1日から31日まで、猪苗代の空白での1か月の個展。7月には福島市のあじさい祭りにも出店し、毎年出しているポセミンの御朱印も登場する予定でした。
まつりでは、小さな子どもも、おじさんたちもたくさん来てくれて、「久しぶり」と声をかけられることもたくさん。ポセミンを通じてつながっている人がいることも実感しました。5年後の20周年は、アリーナで? 東京ドームで? 夢はどんどん膨らみます。
印象に残った一言
まだ背景まで見せられていないのに、ポセミンかわいいって人が来てくれる。キャラクターの力って強いなって。
前後の回
出演者

- 松本悠以:アーティスト、作家、畑の仕事をする人。「循環」「腐る喜び」をテーマに、ポセミンが登場する作品をつくる。Instagram
- はな & 隆志:移動販売の珈琲屋「GALATA COFFEE」を夫婦で営む。ウルトラFM「サンライズすかがわ」月曜パーソナリティ
