リモートワークを交渉し、日本一周の末に須賀川へ。「書いてなければ、やっていい」から移住|Kimura’s Choice #7「須賀川に住む」という選択

Kimura’s Choice #7「須賀川に住む」という選択 podcast

webコンサルタントとして働きながら、国内外いろいろなところを旅する木村修平さん。「Kimura’s Choice」は、GALATA COFFEEのはなと隆志が、木村さんのこれまでの「選択」と、その理由を聞いていく番組です。

第7回は、いよいよ須賀川に来るまでの話。新卒で入った会社でリモートワークを勝ち取り、働きながらバイクで日本一周。いろんな土地を見たうえで、木村さんが須賀川を選んだ決め手とは。

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この回の話題

時間話題
00:51東京でもルームシェア。いちばんよかったのは料理
01:411社目は2年弱。前半の1年は毎日出社
02:28上司にリモートワークを交渉
03:19種をまいておいて、結果で示す
04:55コスメのECから、企業向けツールへ
06:38働きながら、スーパーカブで日本一周
07:26泊まったのは、全国の家に住めるサブスク
09:03住みたい場所は全部。でも決め手がない
09:55須賀川の決め手は「イベントが多い」
12:22東京で就職して、1か月後に須賀川へ
13:52勝手に引っ越して、役員会議で名前が出る
16:16地域のために、自分のスキルを使いたい

東京でもルームシェア

大学卒業後、東京でもルームシェアで暮らし始めた木村さん。大阪のシェアハウスでいちばんよかったのは、料理でした。自分が作れば誰かが食べてくれるし、逆もある。仕事は置いておいて、プライベートが楽しい。それなら東京でも、と声をかけたのは、セブ留学で出会った友達でした。

上司にリモートワークを交渉

1社目には合計2年弱。前半の1年はずっと出社していました。原則出社の会社でしたが、後半の1年は、上司に「リモートのほうが生産性が高いです」と交渉。

Web業界は朝が遅く、勤務は朝10時から夜7時が一般的。でも自分は朝型で、朝5時半に起きて6時から仕事がしたい。冬は寒いし、オフィスにはまだ誰もいないから、家でしか仕事ができない。「1〜2週間試させてください。結果が出たら切り替えさせてください」。そうして試してみると、成果が爆伸びしたそうです。

種をまいておいて、結果で示す

実はその前に、ちゃんと種をまいておいた、と木村さん。交渉が通って3〜4日後に花が咲くように準備していたのです。相手に自分をどう見せるかを考えるようになったのは、このころから。「ずる賢いって言われるんですけど」。入社1年目の若手が上司にかけ合うのは、なかなかできることではありません。はなさんは、海外をひとりで渡り歩いた経験からくる度胸もあるんじゃないかと言います。

コスメのECから、企業向けツールへ

仕事は楽しかったものの、扱っていたのはコスメや日用品のECサイトが中心。マーケティングでも、扱う商材によって必要な知識はまったく違います。もっと企業向けのツールを売る仕事もやってみたくなり、転職を考え始めました。

働きながら、スーパーカブで日本一周

1社目の2年のうち、1年半は東京に住み、残りの半年は働きながらスーパーカブで日本一周をしていました。ほぼリモートワークになり、「木村は時間じゃなくて、結果を出してくれればいい」というキャラクターになっていたので、朝・昼・晩に2時間ずつ、1日6時間ほど働くことに。2時間バイクに乗ってお尻が痛くなってきたら、カフェで休憩しながら仕事をする。そんな半年でした。

バイクで移動して、仕事もして、転職活動もする。いちばん忙しくて、でも楽しかった時期だそう。泊まったのは、全国にある家に住めるサブスクサービスの家。今住んでいる須賀川の家にもつながる話です。

住みたい場所は、全部。でも決め手がない

日本一周を始めたのは、東京暮らしに疲れたから。大阪でも山の多い田舎で育った木村さんには、ビルがギラギラと立ち並ぶ東京が少ししんどかった。海外にはたくさん行ったけれど、日本のことは全然知らない。旅行も兼ねて、移住先を探すことにしました。

西は大分、北は北海道まで。正直、住みたいと思った場所は全部住みたかった。ご飯はどこでもおいしいし、人もいい。アフリカを経験しているから、なおさらです。ただ、決め手がありませんでした。

須賀川の決め手は「イベントが多い」

須賀川も、ご飯がおいしくて人が優しい。そして決め手になったのは、イベントが多いこと。人とのつながりやコミュニティに興味があった木村さんにとって、ひとりで移住するのは誰にでもできるけれど、そこでコミュニティをつくるのはハードルが高い。イベントがあれば人が集まるから、自分も入っていけるんじゃないか。「安直な考えだったんですけど」と言いますが、結果的にそれがめちゃめちゃプラスになったそうです。

須賀川に来てからも、まだ行ったことのなかった東北をバイクや車で回ったり、ローカルな場所に電車で出かけたり。国内外問わず、話のネタになるような場所に足を運んでいます。

東京で就職して、1か月後に須賀川へ

日本一周を終えたあと、東京のシェアハウスに1か月だけ住み、そのタイミングで2社目への転職が決まりました。入社手続きの書類には、もちろん東京の住所。そして1か月後、木村さんは須賀川に引っ越します。

「書いてなければ、やっていい」

新しい会社は、週1回出社のルール。就業規則には、住む場所についても交通費についても何も書かれていない。「性格上、書いてなければやっていい、なんで」。週1回はちゃんと行くつもりで、勝手に引っ越しました。

すると、社員200人ほどの会社の役員会議で、木村さんの名前が挙がることに。交通費がばかにならないからです。結局「月1回来てくれればいい」ということになり、1か月後には就業規則に交通費の上限ができていた。「僕が模範になったんかな」と、今は笑い話です。直接言われるときはみんな優しかったけれど、周りからは「木村さん、やばかったですよ」と聞いたそうです。

地域のために、スキルを使いたい

今は「やることやってりゃいい、好きにすればいい」と言われている木村さん。勝手に引っ越した話はネタにしつつも、会社にはきちんと伝えています。東京でバリバリやるのも好きだけれど、そのスキルを持って、地域創生にも関わりたい。そのために福島を選んだ、と。

須賀川ではいろんな社長さんと仲良くなり、地域の情報誌の表紙を一緒に飾ったことも。もちろん会社にも送ったそうです。次回からは、須賀川で暮らす今の木村さんの頭の中を、もう少し深掘りしていきます。

印象に残った一言

僕、性格上、書いてなければやっていい、なんで。

出演者

  • 木村修平:webコンサルタント。平日は広告代理店、休日は効率化支援。2か月に1回は海外へ
  • はな & 隆志:移動販売の珈琲屋「GALATA COFFEE」を夫婦で営む。ウルトラFM「サンライズすかがわ」月曜パーソナリティ

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