前回の「アメトイ × 社会背景」の続きです。サブカルチャーがメインカルチャーへと移り、今はもうサブカルという線引き自体がなくなりつつあるのかもしれない。そんな話から、コブさんがふと思いついた考察がありました。
ちょうど「トイ・ストーリー5」が公開中。ウッディとバズの関係は、アメリカの時代の流れを映しているのではないか。あくまでコブさんの勝手な考察ですが、聞いてみると「なるほど」と思える話でした。
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この回の話題
| 時間 | 話題 |
|---|---|
| 00:01 | サブカルの概念がなくなってきている |
| 01:05 | 日本の同人誌も、今では世界に |
| 01:30 | おもちゃから人気が出てアニメ化された怪獣 |
| 02:12 | 「トイ・ストーリー」を考察してみた |
| 02:40 | ウッディは古き良きアメリカ、バズは近代的なもの |
| 03:14 | ふたりが協力して危機を乗り越える |
| 04:17 | 人間ではなく、おもちゃだから描ける |
| 05:18 | 考察は自由 |
| 05:40 | あのジブリのキャラクターも登場 |
| 06:18 | 日本語吹き替えの声 |
| 08:24 | サブカルとカウンターカルチャーの違い |
| 09:25 | 今は、それぞれがそれぞれのカルチャーを |
| 10:31 | 未来から見た、今の時代のおもちゃは? |
おもちゃから生まれたアニメも
アメトイとして売られているものが、すべてサブカルチャーというわけではありません。保守的なものに対して出てきた文化が、出始めのころにサブカルと呼ばれ、スター・ウォーズなどから定着していった。今はめっちゃ多様化していて、サブカルという概念自体がなくなりつつある。日本でも、同人誌的だった漫画が今では世界に広まっています。
お店にある青い怪獣のようなキャラクターは、女の子のかわいい人形はたくさんあるのに、なぜ男の子の人形がないのか、と生まれたもの。おもちゃから人気が出てアニメ化された、逆パターンのキャラクターで、今ではコレクターズアイテムになっているそうです。
ウッディは古き良きアメリカ、バズは新しい時代
そこでコブさんが考えたのが、トイ・ストーリーの考察です。カウボーイ人形のウッディは、西部劇のイメージ。1950〜60年代の、古き良き伝統的なアメリカを表しているとしたら、宇宙のヒーローのバズは、近代的なものを表しているのではないか。
物語の始まりは、アンディの家に、誕生日プレゼントとしてバズがやってくるところ。バズは自分がおもちゃだと思っていなくて、ウッディと反発し合います。でも、やがてバズも自分がおもちゃだと気づき、ふたりは仲良くなって、協力していろいろな危機を乗り越えていく。
古いおもちゃと現代的なおもちゃが、認め合って協力する。それは、旧い時代と新しい時代が融合した文化を表しているのではないか。だから、どの世代が見ても飽きないのかもしれない、とコブさん。アメリカだから、人種のことも含まれているかもしれない、とGALATAのふたりも想像を広げます。
おもちゃだから描ける
人間同士で描くと、リアルになりすぎて反発したくなることもある。おもちゃだからこそ描けるし、受け入れられる。アニメの役割には、そういうところもあるのかもしれません。ブタの貯金箱やポテトヘッドも出てくるし、考えようと思えばいくらでも考えられる。「考察は自由です」。
コブさんは4作目まですべて見ていて、はなは2作目だけ。実はシリーズのある作品には、あのジブリのキャラクターが、女の子の家のおもちゃとして登場するのだとか。日本語吹き替えでは、ウッディの声を唐沢寿明さん、バズの声を所ジョージさんが担当しています。
今の時代のカルチャーは?
サブカルチャーとカウンターカルチャーは、重なる部分もあるけれど、少し違う。反戦運動のように体制に対抗するのがカウンターカルチャーで、サブカルチャーは、既存の枠にとらわれないアイデンティティの表現の場、といえるのかもしれません。
かつては、みんなが見ているテレビや、みんなが知っている話がありました。今はインターネットやSNSで、何でも見られて、何でも「いい」と言える。メインもサブもなく、それぞれがそれぞれのカルチャーを持っていていい時代です。
では、昔のおもちゃがその時代の社会を映していたように、何十年後かに今を振り返ったとき、今のおもちゃは何を映しているのか。同世代ならドラゴンボールやスラムダンクの話をすればみんなわかる、という時代から、小さなコミュニティがたくさんあって、地域を問わずつながれる時代へ。話は尽きませんでした。
印象に残った一言
旧時代と新しい時代の融合したところの文化を、トイ・ストーリーっていうもので表してるんじゃないのかなって。
前後の回
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