webコンサルタントとして働きながら、国内外いろいろなところを旅する木村修平さん。「Kimura’s Choice」は、GALATA COFFEEのはなと隆志が、木村さんのこれまでの「選択」と、その理由を聞いていく番組です。
第2回は、学生時代に休学して世界を旅した話。いわゆる「自分探しの旅」は、なぜ始まったのか。旅に出るまでの準備と、1か国目のタイで待っていたなかなかハードな出来事を聞きました。
Spotify、Amazon music、Apple podcast、Audible、YouTube にて配信中!
この回の話題
| 時間 | 話題 |
|---|---|
| 00:50 | 学生時代、休学して世界を旅していた |
| 01:37 | 1年のつもりが、延長して2年に |
| 02:24 | 大学3年の春から就活をしていた |
| 03:09 | やったことがないから、やりたいことがわからない |
| 04:05 | 母からもらったお金と、やりたいことリスト |
| 04:50 | 兄2人の背中と「あなたは何もしていない」 |
| 07:08 | まずはリゾートバイトでお金を貯める |
| 07:55 | こたつで英語の勉強 |
| 08:47 | 1か国目はタイ。目的は予防接種 |
| 11:18 | 2日目に倒れ、ダニに噛まれ…… |
| 13:38 | どん底を先に経験しておくといい |
就活で気づいた「やりたいことがわからない」
木村さんは、大学を1年休学するつもりが、旅をしているうちにもっといろいろやりたくなり、もう1年延長。結果的に2年間休学しました。
きっかけは就職活動です。大学3年の春から1年ほど、インターンに行ったり選考に進んだり、普通に就活をしていました。でも、やってみたものの「そもそも自分は何がしたいのかわからない」。いわゆる、就活あるあるです。
考えた末にたどり着いたのは、「やったことがないのに、やりたいことなんてわかるわけがない」ということ。やりたいことは、やったことがある中から考えるもの。でも、ほとんどやったことがないから選択肢がない。だから公務員や、みんなが憧れる大企業のように、今見えている世界ばかりで考えてしまう。もっと知らない会社や世界があるんじゃないか。休学する前に、そう強く思ったそうです。
母のひと言と、やりたいことリスト
就活の悩みを母親に打ち明けると、お金を渡されました。大学生は時間はあってもお金がないもの。でもそのときは、お金も時間もある。「これでできることは何だろう」と、やりたいことを全部シートに書き出しました。その中で、いちばん時間もお金もかかるのが世界一周。今しかできない。そう思って、休学して世界を旅すると決めました。
母親がお金を渡した理由は、応援というより「はよせえよ」。木村さんには5つ上と6つ上の兄がいて、2人ともまったく違うジャンルで仕事をしている、いい見本でした。「見本があるのに、あなたは何もしていない。行動が伴っていない。そのお金で何かをしなさい」。なかなか厳しいお金だったようです。
同じサークルの友達も、ちょうど世界一周に行くと話していました。旅自体はほぼひとりでしたが、身近に同じ思いを持つ人がいたことが、一歩踏み出すきっかけになったそうです。
まずはリゾートバイトで資金と英語
とはいえ、お金はもう少し貯めておきたい。そこでいきなり海外には行かず、半年ほど住み込みのリゾートバイトで資金を貯めました。そのあいだずっとしていたのが、英語の勉強。受験勉強の読み書き中心の英語しか知らなかったので、日常で使う単語や「トイレはどこですか」「これをください」といったフレーズを、本でひたすら覚えました。YouTubeにも英会話の動画がほとんどなかったころ。こたつに入りながら勉強していたそうです。
1か国目はタイ。目的は予防接種
最初に向かったのはタイ。アフリカなどに行くと病気が心配なので、予防接種が必要です。ところが日本で打つと高い。3回打つ必要があるものもあって、1本1.5万円ほど。タイなら1本2000円ほどで、証明書もきちんと出してもらえる。そんな情報を、バックパッカーが現地情報を交換するFacebookのコミュニティで仕入れたそうです。
2日目に、ぶっ倒れる
予防接種は期間をあけて打つため、タイには1か月ほど滞在。同時に4本まで打てるということで、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病を両腕に2本ずつ。すると、その場でぶっ倒れてしまいます。5分ほど意識を失っていたらしく、1か国目の2日目にして「もう帰る」と思ったそうです。
さらに、泊まった宿のドミトリーはダニだらけ。噛まれて痒いし痛いし、熱も出る。寝込んでいるあいだには、知らない人たちに次々とベッドに座られたり、体を触られたり。結局1週間で宿を変えました。2回目の予防接種は、もう大丈夫だったそうです。
どん底を先に経験しておく
このときの経験は、旅だけでなく今の人生にも生きていると木村さん。最初に「うわあ」というマイナスを経験しておくと、あとは上がるだけ。ダニが出ないだけで嬉しい。生きるハードルが一気に下がったそうです。
それでも帰らなかったのは、自分で「行きたい」と言い出した手前、すぐ帰るのは恥ずかしいという気持ちもあったから。ここから40か国ほどを回る旅が始まります。続きは次回。
印象に残った一言
どん底を先に経験しておくと、あとは上がるだけなんですよ。
出演者

- 木村修平:webコンサルタント。平日は広告代理店、休日は効率化支援。2か月に1回は海外へ

- はな & 隆志:移動販売の珈琲屋「GALATA COFFEE」を夫婦で営む。ウルトラFM「サンライズすかがわ」月曜パーソナリティ
前後の回
- 前の回:#1「生き方」を重視した選択
- 次の回:#3「強盗にあったとき」の選択
