webコンサルタントとして働きながら、国内外いろいろなところを旅する木村修平さん。「Kimura’s Choice」は、GALATA COFFEEのはなと隆志が、木村さんのこれまでの「選択」と、その理由を聞いていく番組です。
第4回は、タンザニアで強盗にあい、日本に戻ってきたあとの話。木村さんが次に選んだのは、なんと同じタンザニアにあるキリマンジャロ登山でした。しかも出発は、帰国からわずか1か月後です。
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この回の話題
| 時間 | 話題 |
|---|---|
| 00:46 | 22歳のターニングポイント |
| 02:20 | やりきる経験がしたい。キリマンジャロへ |
| 03:11 | 登山未経験でも登れる、酸素ボンベなしで登れる最高峰 |
| 03:59 | タンザニアを何も知らないまま終わりたくない |
| 04:46 | まずはインドでウォーミングアップ |
| 05:31 | インドは12回。お腹を壊したのも12回 |
| 07:07 | 強盗にあったあと歩いた20kmの道を、もう一度 |
| 08:40 | キリマンジャロはガイドと一緒に |
| 09:32 | 山小屋で5泊6日、麓から1日1000m |
| 11:09 | 全部込みでいくら? |
| 13:31 | 2日目からは雲の上 |
| 14:18 | 2日目から高山病に |
22歳のターニングポイント
強盗にあい、全部を取られて、残ったのは体だけ。「命さえあればよかった」。この経験で、あったらいいなと思っていた物や気持ちがなくても生きていけると知り、物事をもっとシンプルに考えるようになりました。当時22歳ごろ。それまでの人生でいちばん大きなターニングポイントだったそうです。
「やりきる経験」がしたい
休学してから強盗にあうまで、海外にいたのは10か月ほど。帰国して「日本で何をしようかな」と考えたとき、浮かんだのは、何かをやりきりたいという思いでした。旅は途中で、強制的に終わってしまったから。
調べてみると、強盗にあったタンザニアには、アフリカ大陸でいちばん高いキリマンジャロがある。標高は5600mほどと富士山よりはるかに高いのに、登山未経験でも登れることで知られ、酸素ボンベなしで登れるいちばん高い山なのだそう。6000mを超えると基本的に酸素ボンベが必要になります。「面白そうだな」。登山経験はないけれど、行ってみることにしました。
タンザニアを、バスと原っぱで終わらせたくない
出発は、強盗から1か月後。「もう行きたくない」と思いそうなものですが、むしろもう一度行きたかったと木村さん。タンザニアに入ってすぐに強盗にあったので、この国のことを何も知らない。お金がなかったから何もできなかった。今度はお金も、強盗にあわないための知識もある。隆志さんいわく「タンザニアの思い出が、バスと原っぱで終わっちゃった」。だからこそ、ちゃんと行ってみたかったのです。
まずはインドでウォーミングアップ
とはいえ、日本を出てまっすぐタンザニアへ向かったわけではありません。1か月日本にいると、すっかり日本になじんでしまう。いきなりアフリカに行くとギャップが激しすぎるので、物理的にも間にあるインドを1か月ほどぶらぶら。まだ行ってみたい場所がたくさんあったそうです。
インドには、これまで12回。お腹を壊したのも12回。それでも、1回の滞在で1度壊してしまえば、あとは大丈夫になるのだとか。
あの日歩いた20kmを、もう一度
インドから飛行機でタンザニアへ。キリマンジャロの麓まではまだ距離があるので、まずは強盗にあった街、ダルエスサラームへ。強盗にあったあと、空港に向かって歩いた20kmほどのまっすぐな道を、今度は逆向きに2時間半かけて歩きました。
「ここ歩いたな」と懐かしみながら、お金がなかったときにご飯をくれた人のお店をもう一度訪ねてみると、たった1か月なのに、もうお店はなくなっていたそうです。お互いに厳しい中で助けてくれた、そんな記憶をたどる道のりでした。今回は、変なバスにもあわずに麓の街までたどり着きました。
キリマンジャロは、ガイドと一緒に
富士山ならガイドなしでも登れますが、キリマンジャロはガイドと一緒に登ることが決まっていて、入山時の登録も必要です。そこで、麓の街に何軒もある登山の代理店に申し込みました。
プランは5泊6日。富士山のように五合目からではなく、麓から登ります。1日に1000mほど登りながら体を慣らしていく。ルートは、ベースキャンプの山小屋に泊まるルートと、テントでキャンプするルートの2つ。天気があまりよくないかもしれないと言われていたので、安全な山小屋ルートを選びました。
全部込みで、いくら?
ガイド、ポーター、宿、食事、チップまで全部込みで、いくらだったでしょう。はなさん、隆志さんが「30万?20万?」と悩む中、答えは15万円。しかも入山料だけで5万円かかるので、残りの10万円でガイドや食事などすべてをまかなっている計算です。ガイドは英語で、花の名前を聞けば教えてくれる、優しい人だったそうです。
ポーターは先回りして次の小屋で料理を準備してくれるので、歩くときは木村さんとガイドの2人きり。テレビの登山番組で見るような、ちゃんとした仕組みになっています。
雲の上の世界と、高山病
2日目以降はもう雲の上。大型の動物は出てきません。それよりも敵だったのは日差し。赤道に近く、雲がないので、昼間は標高が高くても日差しがカンカン照り。夜はとても寒い。紫外線もすごかったそうです。
そして2日目、標高3000mあたりで高山病に。登山未経験で、高地に体を慣らす期間もなく来てしまったからです。一度なってしまうと、なかなか治らない。ここからの頂上アタックは、次回へ続きます。
印象に残った一言
タンザニアのこと、全然知らないんですよ。だから、もう1回ちゃんと行ってみようと。
出演者

- 木村修平:webコンサルタント。平日は広告代理店、休日は効率化支援。2か月に1回は海外へ

- はな & 隆志:移動販売の珈琲屋「GALATA COFFEE」を夫婦で営む。ウルトラFM「サンライズすかがわ」月曜パーソナリティ
前後の回
- 前の回:#3「強盗にあったとき」の選択
- 次の回:#5「キリマンジャロ頂上へ1番に登る」選択
